中国・上海旅行(後編)

あけましておめでとうございます。2020年になりました。上海旅行の後編です。

初詣 in 中国。静安寺に行きました。真ん中に大釜があり、中に賽銭をいれるためにみんな小銭を投げていたのが印象深かったです。もちろん、私もやりました。

入れない部屋ばかりですが、純粋に立派な建物でした。調べたら、一度再建していたようです。

流れでスターバックスロータリーに入りました。コーヒー豆が頭上を通っていく異世界体験ができます。なんでも世界最大の店舗だとか。

金融街(夜編)。洋風な建築がライトアップされていて綺麗でした。

バンコク銀行。

上海に来てから電子決済・監視カメラ・GPSデータ共有と、日常生活にテクノロジーを活用するのが当たり前になっているなと感じていたのですが、ここにもLEDで光る横断歩道がありました。こういう社会を実現できてしまう国力を感じます。

1月2日、滞在4日目。夜までやることがないので上海科学技術館に行ってきました。

動物エリアは広くて精工です。本物の毛皮じゃないよね・・??

ロボット展示コーナーではファナックのロボと5目並べで対戦できます。結構頑張りましたが、最後に機械がフリーズしたので決着がつきませんでした。

この上海科学技術博物館ですが、観光地としてのおすすめ度は低めです。建物は広く、展示物も多いので楽しめますが、どちらかというと科学を知らない子供・地元の学生のための教育施設なのでしょう。多分小学校の遠足先になっていると思います。展示物が全体的に古く、昔は最新技術でわくわくしたんだろうな、という気持ちになれます。でもいい時間潰しになりました。

変な日本語シリーズ。優れたFuku屋。もはや珍しくもないか。

中国の本屋。多分、中国の人気作。

高いタワーが多く並ぶエリアに向かう。金融街って感じ。中国らしさなんてどこへやら。金と経済の力だけを感じる。

上海タワーからの景色。どうして人は高い所に上ってしまうのか。高すぎて雲の中に入ってしまうため、景色はイマイチだとかなんとか。

下から見上げた景色。高いわピカピカしてるわ、凄い世界があるものです。

翌日、日本に帰りました。

旅行全体の感想ですが、やはり電子決済の普及率には驚かされました。とはいえ、全員が得意なわけではなく、スマホ操作が苦手な方は苦手なりに頑張って使っていました。使わないと生きていけない圧があるからでしょうか。人はやろうと思えばやれるものです。

社会全体に関して、細かい所ではまだまだ住みにくさも感じますが、分母がでかいので何事も規模が大きく、日本が正面から戦っても勝てる気がしません。とくに社会規模でテクノロジーを活用しようとする勢いがあるようで、この生産性の差は見過ごせません。これまで積み重ねてきた技術の実績の重さは違いますが、時間の問題ではないかと思います。勢いがあるというのはそれだけで強いのですから。

あと、管理社会だからか、システムの使い方さえ理解すれば言葉が分からなくても生活でき、犯罪の空気はしませんでした。悪いことをしたらばれるからでしょう。国が決めたルールから反れない限り安全・・・ディストピアがこんな身近にあったとは。

インターネットは不便でした。普段見ているサイトが軒並み閲覧できないのです。自国の情報源にだけ依存すれば困らないのでしょうが、少し怖いですね。VPNを契約していたので孤立はしませんでした。

アメリカと中国、どちらも渡航前後でイメージがガラリと変わった2国です。行ってよかったと思っています。

以上、あれこれ感想を述べましたが、あくまで初訪問時の印象ということでお願いします。