報酬系と向き合う

本記事は正しい医療知識に基づいた記事ではありません

ADHDの患者さんの脳はバグっている。

報酬系が弱いので、満足感や達成感を得にくい。

すぐに成果がでないタスクに対してやる気を失ってしまう。

ストレスに晒されると思考停止し、優先順位がつけられなくなり、
満足感を得る行為を優先してしまう。気が散ったり、衝動的に行動してしまう。
その結果、ミスしたり、本来到達すべきラインに到達できない。

  1. 内発: 自分が好きなことには深く集中できる。
    • 勉強
    • ものづくり
  2. 自律: 興味がないことに向き合うのが苦手
    • 無駄なこと
    • コミュニケーション
    • スケジュール管理
    • まともな人生
    • 人生設計
  3. 向社会: 人・社会のため
    • 知らない人と話すのは平気
    • 注目されたり、構ってほしい
    • チームで行動するのは好き

Just do it!

その通りである。でも面白くないから後回ししまう。先にやってもメリットない。
「怒られたから」「言われたから」という大義名分があればすぐにやるのだが、
怒られる前に、言われる前にやるのが筋。

目的は?期日は?目標は?

ゴールを明らかにする。自身の成長でもいい。
タスクと目的を書き出すこと。

あと、人生目標や生き方が見いだせていなかったりする。

後回しにしない

目標がないときは、さぼって後回し。
目標があるときは、優先順位を忘れて後回し。

後回しにしないように、報酬系をなんとかするしかないみたいだ。

その他

報酬系が弱く、短期的に不安になる。長期的には思考停止して楽観的になる。

すぐに成果がでるタスクには率先して取り組むことができるが、
そのうち成果を成果だと思えなくなり、退屈になって飽きてしまうことも。

タスクをする意味が見出せないから、タスクを後回しにする。
仕事をする意味が見出せないから、仕事を後回しにする。
プロジェクトの意味が見出せないから、プロジェクトを後回しにする。
出社する意味が見出せないから、出社できなくなる。
働く意味が見出せないから、労働できなくなる。
生きる意味が見出せないから、生きることを後回しにする。

意味ない訳がないので、保身のため、単純に期日を後ろに置いているだけだったりする。

甘いものを食べたり、ギャンブルにはまったり、欲求に従順になってしまう。

頭の回転は速いが、脳内がノイズだらけになって思考が停止する。
ポジティブにもネガティブ思考にも働く。

ちなみに、後回し癖はモチベーションが低い一般人にも起こりうる。ADHD患者の場合、他に好きなことがあるせいで、自己管理ができないだけなのである。

後回しにしないよう、報酬系を強化する仕組みが必要なのだ。