Windows10にはモリサワのUD(ユニバーサルデザイン)フォントが入っているを知り、このサイトにも導入してみました。
読みやすいと評判のUDフォントですが、フォントを変更しただけでは何故か読みづらく感じました。慣れの問題だと思いますが、違和感の正体は気になります。
文章の読みやすさは文字の大きさだけではなく、行間・一行の文字数など様々な視覚的要因によって決まるとされます。このサイトは情報を伝えるための文章を書くことが多いので、一画面あたりの情報量を増やすためにフォントサイズを少し小さくしています。他のデザインを強調する場合にも有利です。
BIZ UDPゴシックはメイリオと比べて文字が少し大きく、そして太くなっています。そのため全体的なまとまりが弱まり、「読みやすいけどなにかが違う」と感じたのでしょう。そこでフォントサイズを15px(0.94rem)から0.9rem(14.5px相当)に調整しました。今までフォントサイズは無条件で15pxが最適だと思っていましたが、間違いでした。あとletter-spacingを0.01emにしました。微調整の結果、前よりも読みやすくなったと感じます。
たった0.5pxの差でも大きな影響を与えるのが、デザインの面白い所だと思います。
おまけ
久しぶりにフォントについて色々調べました。フォントの問題はいつも難しいですね。游ゴシックを使うとChromeでは文字が細くなり、対策としてYu Gothic Mediumを指定する今度は太字が効かなくなることを知りました。
また、和文フォントの英字フォントがイマイチなので、組み合わせた方がいいことも思い出しました。海外のサイトではSegoe UIを指定している例が多かったので(Webフォントを除く)ここもそうしました。TahomaやVerdanaも好きなのですが、文章にするとSegoe UIの方が読みやすい気がします。
BIZ UDPゴシックフォントは全角と半角数字の区別がつきづらいようです。Webブラウザだと英字フォントを適用するのは簡単ですが、Office文書だとスタイル設定が少し面倒かもしれませんね。(Windows限定ですが・・・ 0と0)